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No.1205 「四方(よも)の海みな同胞(はらから)」の真心


 開戦から終戦、復興を通じて、国民の安寧と世界の平和を願われた昭和天皇の祈り。

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■■国際派日本人養成講座 LIVE 『皇室が紡いだ救国の歴史』
■■第2講 明治天皇の祈り 編 先行販売 明後日3/2まで

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■一台の端末なら複数人でも同時に視聴できます。ご家族、友人の皆様とご一緒に受講ください。

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*「まとめて受講セット」・・・第1講の録画視聴、第2,3講のLIVE視聴と録画視聴、さらに特典としてフォローアップ講座・PDFレポートをお付けするプランです。
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■1.真心から真心への感応

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 私は紙と鉛筆、中学生の息子はスマホの音声メモ、という、明らかに世代が違うカタチでの受講となりました。・・・

世界平和を願う陛下、我が国民だけに対しての真心に留まらず、マッカーサー元帥に対しても、変わらずその真心を尽くされ、真心で向き合う御姿勢に、また陛下の御姿勢に対するマッカーサー元帥にも、心が震え、感激しました。(智子さん)
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「国際派日本人養成講座Live」シリーズ4「皇室が紡いだ救国の歴史」第1講「大東亜戦争と昭和天皇の祈り」編を終えて、早速、多くのレビューをいただきました。その一つです。

 マッカーサーは、昭和天皇が「命乞いに来たのだとばかり思って、服も改めず出迎えもしなかった」のですが、陛下の次のご発言に驚かされます。

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 敗戦に至った戦争の、いろいろな責任が追求されているが、責任はすべて私にある。・・・私の一身はどうなろうと構わない。私はあなたにお委せする。この上は、どうか国民が生活に困らぬよう、連合国の援助をお願いしたい。
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 このお言葉について、マッカーサーはこう『回顧録』に記しています。

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 死を伴うほどの責任、それも・・・明らかに天皇(立憲君主)に帰すべきでない責任を引き受けようとする、この勇気に満ちた(天皇の)態度が、私の骨のズイまでも揺り動かした。
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 昭和天皇の真心が、マッカーサーの真心を「揺り動かした」シーンです。この光景に智子さんご自身も「心が震え」たと言われるのです。人間の真心とは、このように人から人へと感応していくようです。


■2.「かたく冷えきった氷でさえも、あたたかな太陽で溶け出す」

 智子さんは、さらにこう続けられています。

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 人に対して、穏やかに、思いやりを持って接すれば、荒んだ心や、例え操られた心でさえも、かたく冷えきった氷でさえも、あたたかな太陽で溶け出すように、思いやりを取り戻せ、恨まずに、勇気と希望を持って生きていける」事や、
「思いやりを持って言葉をかける大切さ」を、具体的なエピソードを頂けたおかげさまで、息子自らをかえりみ、よりよきように改めていける気づきを、感じ取る事ができました。
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「かたく冷えきった氷でさえも、あたたかな太陽で溶け出す」とは、昭和天皇の全国ご巡幸での佐賀県でのエピソードからでしょうか。そこでは天皇は引き揚げ者の一行の前で深々と頭を下げられて、「長い間遠い外国でいろいろ苦労して大変だったであろう」とお言葉をかけられました。すると、一人の引き揚げ者が前に出て、言いました。

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「天皇陛下さまを怨んだこともありました。しかし苦しんでいるのは私だけではなかったのでした。天皇陛下さまも苦しんでいらっしゃることが今わかりました。今日からは決して世の中を呪いません。人を恨みません。天皇陛下さまと一緒に私も頑張ります。
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 この言葉に、側にいた青年がワーッと泣き伏しました。「こんな筈じゃなかった。こんな筈じゃなかった。俺がまちがっておった。俺が誤っておった」と。シベリア抑留中に洗脳され、日本の共産革命の尖兵として、いち早く帰国を許されていた青年でした。天皇は泣きじゃくる青年に、頷(うなづ)きながら微笑みかけられました。

 シベリアで洗脳された青年の心は、「冷え切った氷」のように日本と天皇への憎しみで凝り固まっていたのでしょう。その氷を昭和天皇の真心が太陽のように溶かして、真心を取り戻させたのです。これも真心が真心に感応したという事でしょう。

昭和天皇全国ご巡幸.jpg



■3.昭和天皇の真心に触れた感動

 この昭和天皇の真心は、多くの受講者の真心を揺り動かしました。その一部をご紹介しましょう。

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天皇陛下がマッカーサー元帥をご訪問されるくだり、御巡幸の際の国民とのやりとりのエピソードについては、伊勢先生のメルマガ等でも知っておりましたが、何度聞いても涙が溢れてきて困ります。国民を想われる純粋なお気持ち、直き心に打たれるのでしょうか、心が洗われるようです。(宏幸さん)
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素晴らしいお話でした。昭和天皇の事跡とお言葉、お歌を丁寧に辿ってゆかれる中で、自ずと陛下のお優しいお姿が立ち現われて来て、何度も胸が熱くなりました。(道さん)
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昭和天皇陛下の御心が具体的なエピソードを通じて垣間見る事ができ、何度も胸の内がじーんと熱くなり、虚心坦懐の境地を実感しました。
 御製の御歌を紹介されるシーンなどは特に感慨深く感動しましたし、日本人に生まれて良かったなあ、と実感した次第です。(浩さん)
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戦後の昭和天皇の御巡幸のエピソードの数々は、涙を浮かべて聴きました。私が個人的に最も心を打たれたのは、「あつさ強きいわきの里の炭山にはたらく人をををし(雄々し)とぞ見し」という陛下の歌です。
私の母はかつての産炭地、福岡県の筑豊の出身です。母から石炭の話を聞いて育ち、私自身も一時、住んでいました。トロッコに乗って坑内に降り、坑夫と真近に相対された昭和天皇が、石炭を掘る人々に頼もしさを感じ、敬意を抱かれた様子が手に取るようにわかります。働く人々も、どんなにか励まされたことでしょうか。(夏子さん)
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「よも(四方)のうみ(海)みなはらから(同胞)」の安寧を願う世界でただ1人の権威者、その方こそが私達の天皇陛下ですね。多くの御製からほとばしる思いに触れ、涙が止まらなくなりました。本当に日本に生まれて来れたことに幸せを感じます。(和明さん)
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■4.「万邦共栄」の理想

「よものうみみなはらからと思ふ世になど波風のたちさはぐらむ」(四方の海を同胞と思っている世になぜ波風が立ち騒ぐのだろうか)とは、明治天皇が日露戦争開戦前に詠まれた御歌です。平和を祈られつつも、戦争の絶えない現実に苦悩される御心が窺えます。

 昭和天皇は日米開戦前の御前会議で、あくまで平和を願う御心をこの御歌に託して読み上げられたのです。当時、日本は米国の石油禁輸で「座して死を待つか、開戦か」の状況に追い込まれていました。会議では戦争準備を進める決定が行われましたが、昭和天皇は「戦争準備は進めても、外交交渉を第一にせよ」と言われて、この御歌を読み上げられたのです。

 しかし、アメリカから最後通牒とも言うべき「ハル・ノート」を突きつけられ、日本政府は対米英開戦を決定します。その際に発せられた「米国及び英国に対する宣戦の詔書」において、昭和天皇は次のように述べられています。現代語訳のみ引用します。

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一体、東方アジアの安定をしっかりと保ち、そうして世界の平和に貢献することは、輝かしい御偉績を立てられた御祖父明治天皇、これをよく御継承なされた父君大正天皇の創始し継承された遠大なご計画であって、私が常に願って止まないところである。
そして、諸外国と交際のよしみを厚くし、世界各国が万邦共栄の楽しみをともにすることは、これもやはり、帝国が常に他国との交際上の根本方針としているところである。然るに今不幸にして、米国及び英国と戦端を開くことになった。かくなったのは、まことにやむを得ない事情があるからである。決して私の本志とするところではない。(拙訳)
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 ここでは明治天皇、大正天皇から継承された「世界平和への貢献」を願ってやまない事、そして「万邦共栄の楽しみをともにすること」を外交方針としてきた点を指摘され、その上で「まことにやむを得ない事情」により戦争に至ったのは、「決して私の本志とするところではない」と吐露されています。

 開戦にあたって、わざわざ国民の闘志に水をかけるようなお言葉を発せられたところに、昭和天皇が歴代天皇から受け継がれた「万邦共栄」がどうして実現できないのか、という苦衷を窺うことができるのです。

 もう一つ、ここで見落としてはならないのは、世界平和への「貢献」という言葉です。戦後の「平和主義」は日本さえ世界を侵略しなければ、世界は平和になる、という自虐的空想によって、世界平和のために日本が主体的な貢献をする、という発想に蓋をしてしまいました。

 しかし、「四方の海」は日本さえじっとしていれば、自然に波風が静まる訳ではありません。世界各国が真剣に平和を求める努力を絶えず続けていなければ、常に波風は起こります。この詔勅で謳われた世界平和への主体的な「貢献」を目指す姿勢は、戦後の自虐的受動的平和主義とは、似て非なるものです。


■5.「世界人類の不幸を招く」

 この世界平和を目指す主体的な姿勢は、終戦から復興までの昭和天皇の御言動にも明らかに窺うことができます。

 昭和20(1945)年8月9日深夜、ポツダム宣言を受諾するかどうかの最高戦争指導会議が御前会議として開かれました。長時間の会議もまとまらず、鈴木貫太郎首相は「この上は、まことに異例でおそれ多いことでございますが」と、昭和天皇に御聖断を求めました。そこで天皇は、こう述べられました。

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 空襲は激化しており、これ以上国民を塗炭の苦しみに陥れ、文化を破壊し、世界人類の不幸を招くのは、私の欲していないところである。
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 と言われて、ポツダム宣言受諾に賛成されました。国民の命を助ることが、ご発言の中心ですが、それに加えて「世界人類の不幸」にも言及されています。日本が早く降伏しないと世界人類も不幸になる、とはどういう意味でしょうか?


■6.「ひいては人類の文明をも破滅させる」

 このヒントは、8月15日に発せられた「終戦の詔勅」に見つかります。

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 敵は新たに残虐な爆弾を使用して、多くの罪なき民を殺傷しており、惨害がどこまで及ぶかは実に測り知れない事態となった。しかもなお交戦を続ければ、我が民族の滅亡をきたすのみならず、ひいては人類の文明をも破滅させるはずである。[拙訳]
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 先の大戦中、アメリカのみならず、英国もドイツも日本も原爆開発を進めていました。当時の日本が核物理学でも世界の最先端を走っていたことは、敗戦のわずか4年後に湯川秀樹博士が日本人として最初のノーベル賞を受賞した事からも窺えます。

 昭和19(1944)年夏、原爆の完成が見えてきた頃、陸軍は昭和天皇に上奏しましたが、天皇はこう語って研究継続に反対されました。[JOG(1136)]

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 数カ国がその新兵器開発を競っているとのことだが、日本が最初に完成し使用すれば、他国も全力を傾注して完成させ使ってくるようになるであろうから、全人類を滅亡させることになる。
 それでは、人類絶滅の悪の宗家に日本がなるではないか。[五島]
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 日本が降伏しなければ、アメリカはさらに第3、第4の原爆を落としたかもしれません。それは原爆使用の敷居を下げてしまい、かつ他国の原爆開発を加速させて、本格的な核戦争により「人類の文明をも破滅させるはず」と昭和天皇は危惧されていたのです。それは「世界人類の不幸」そのものです。


■7.「広島市民は復興に努力し、世界の平和に貢献せねばならぬ」

 昭和天皇は終戦の翌年初めから全国の国民を励まそうと、沖縄を除く全都道府県を行幸されます。広島では原爆に破壊された護国神社の跡で7万人の群衆にこう語りかけられました。

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 広島市は特別な災害を受けて誠に気の毒に思ふ。広島市民は復興に努力し、世界の平和に貢献せねばならぬ。
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 広島市民が復興に努力することが、なぜ「世界の平和に貢献」することにつながるのでしょうか? それは原爆攻撃による甚大な災害を受けても、その恨みつらみを忘れて、復興への努力に励むことが、核戦争から人類を遠ざける道だからでしょう。

 こうして考えると、「四方の海みな同胞」の理想は、何もせずに念仏を唱えているだけの空想的平和主義ではなく、自分たちの一隅を照らす日々の努力が、「万邦共栄の楽しみをともにする」ことにつながっていく、という具体的な理想であることが分かります。

 次回、3月21日の第2講は「四方の海みな同胞」の御歌を詠まれた明治天皇が、当時の国民とともに、いかに国難・日露戦争に処したかを取り上げます。また御視聴いただければ、幸いです。
(文責 伊勢雅臣)

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■■国際派日本人養成講座 LIVE 『皇室が紡いだ救国の歴史』
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■3/3以降は通常価格にて、LIVE前日(3/20)まで販売します。

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【一般向け】
https://in.powergame.jp/isknk2_2102_release_is_gene
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[一般] ¥3980(税抜)
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[学割] ¥980(税抜)
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■リンク■

・JOG(1136) 終戦直前、日本は原爆実験に成功していた
http://blog.jog-net.jp/201910/article_5.html


■参考■(お勧め度、★★★★:必読~★:専門家向け)
  →アドレスをクリックすると、本の紹介画面に飛びます。

・五島勉『日本・原爆開発の真実―究極の終戦秘史』★★★、ノン・ブック、H13
http://www.amazon.co.jp/o/ASIN/4396104219/japanontheg01-22/

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