No.1161 「和の国」を守るために戦う ~ Live講座第2回の質問・コメントから


「和の国」とその民を守るためには、戦わなければならない時がある。

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■■国際派日本人養成講座 LIVE 世界に誇る「和の国」のこころ
 第3回 ~ 水と緑が育む日本の“根っこ”編 ~

開催日時 5/17(日)AM 10:00 ~ 11:30
*ご自宅のPCやスマートフォンより、LIVE配信形式でご受講
LIVE受講特典 後日配信されるLIVE講義の録画版・講義の書き起こしを含む3つの特典レポートもセットでご提供

【一般】受講費 4/22まで先行割引価格 ¥3,980(税抜)→ 以降は¥4480(税抜)
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■1.「“根っこ”が育む自由と人権 編」をお話ししました

 インターネットでライブ配信した「国際派日本人養成講座 LIVE」第2回「“根っこ”が育む自由と人権 編」は、4月12日、900人以上のご参加を得て、番組中、および、放送後に、たくさんのコメントやご質問をいただきました。重要なご意見やご質問をいただいたので、ここで補足させていただきます。まず、当日のお話しの構成は以下でした。

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1.はじめに ~ 中国における自由と人権
 武漢ウイルスに関して、最初にSNSで警告を発して、武漢市当局から罰せられた李文亮医師の事例から、自由と人権のない社会の実態を見る。

2.縄文時代に生まれた和の国の「根っこ」
 戦争もなく、全国の村落が平和な交易を行っていた縄文時代から、「和の国」の根っこは育った。

3.「和の国」が育てた理想
 民を「大御宝」と呼び、その安寧を目指した神武天皇の建国宣言から、聖徳太子の17条憲法、明治天皇の「処を得る」のお言葉へと、理想は深まっていった。

4.人種差別・植民地主義との戦い
 幕末に日本が乗り出した国際社会には、人種瀬別と植民地主義が渦巻いていた。その中で、ユダヤ難民救援、インドネシア独立支援など日本は苦闘を続けた。

5.おわりに ~ 和の国の生き方
 中国共産党政権によるウイグル人弾圧など、世界にはまだまだ抑圧されている民族がある。その中で日本人としてどう生きるのか?
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■2.国籍とは共同体の一員としてやっていく意志を示すもの

 まず「和の国」という言葉に関して、重要な質問をいただいた。

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 今でも日本で生まれた韓国の友人は選挙権がないようです。が、権利を有しないようにしているのは、他民族を受け入れないと同様に思えます。
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 まず、国籍とは、どの国を自ら所属する共同体とするかの意思表示であり、選挙権とは自分の所属する共同体の舵取りを左右する権利です。従って、日本国籍を持たない、すなわち外国に忠誠を誓っている人に、日本の国政を左右されたら困るので、他国籍者に選挙権を与えないのは国際常識となっています。

 韓国の友人が選挙権を持てないのは、日本国が受け入れないのではなく、本人が日本国籍を申請して、日本国の一員としてやっていきたいという意向を示さないからです。実際、毎年、6~7千人の在日韓国人・朝鮮人が日本国籍をとっていますから「他民族を受け入れない」国ではありません。

 昨年のラグビー・ワールドカップでも、日本代表チーム31人中、半分強の16人が外国生まれでしたが、そのうち9人が日本国籍をとっています。残りの7人は国籍こそ取得していませんが、一度、日本代表としてプレーすると、他国(それが母国であっても)の代表となることはできません[a]。彼らはそれだけの覚悟を持って、日本のためにプレーしてくれているのです。

 また最近亡くなったC・W・ニコルさんも20年以上前に日本国籍を取得して、長年かけて、長野の森を守ってくれました[b]。

 我々の多くは、ふだん国籍など意識せずに暮らしていますが、こういう人々は我々以上に、日本という共同体に尽くそうという覚悟を見せてくれています。これが国籍の本当の意義です。


■3.互いに違うからこそ「和」が生まれる

 ついで、近隣諸国との関係について、次のようなご質問をいただきました。

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 伊勢先生は中国共産党:習近平に対しても和の心をもって対することができますか?
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 一番仲良くすべき隣国の中国と韓国が揃って反日であるのは困ったものです。考えが凝り固まっている人とは距離を置くべきとの話でしたが、付き合い方を変えないといけないのでしょうね。
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「和」の本質に関するご質問です。最も単純明快な答えは、『論語』にある「和して同ぜず」です。自分の考えも主体性もなくして他者に迎合することは、「同ずる」ことであっても「和する」ことではありません。

「和」とは英語で言えば「ハーモニー」です。女性のソプラノと男性のバリトンが、それぞれ別の音程で歌うことで「ハーモニー」が生まれます。違うからこそ「和音」が生まれるのです。女性のソプラノが、無理にバリトンと同じ音程で歌っても「ハーモニー」にはなりません。

 国際社会でも同様で、日本人らしい日本人と、アメリカ人らしいアメリカ人が協力することで、互いの長所を発揮した優れたチームプレーが生まれます。日本人が自分を失って、二流のアメリカ人になっては、そういうチームプレーはできません。


■4.「和の国」を守るために戦う

 しかし、「和」が成り立つためには、ソプラノとバリトンが一緒にハーモニーを作ろうという姿勢を持っている事がが大前提です。相手より自分の方が目立とう、などという気持ちがあったら、到底、無理ですよね。この点は17条憲法第一条で、

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上和(やわ)らぎ、下睦(むつ)びて、事を論(あげつら)ふに諧(かな)ひぬるときは、則(つなわ)ち事理(じり)自ずから通ふ。何事か成らざらむ。
(上のものが和かな心で接し、下のものも打ちとけて事を話し合えば、自然に道理にかなって解決ができる。何事も解決できる)
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 と述べています。上司-部下などの上下関係はあっても、相互に内的な平等感をもって、心を開いて和やかに事を論ずることで道理が通う、というのです。ですから、相手を支配下に置こう、とか、自分のために利用しよう、などという相手とは「和」は作れません。そういう態度の人や国とは距離を置くしかありません。

 さらに、現在の中国共産党政権はウイグル人を100万人規模で収容所に入れたり、武漢ウイルスを隠蔽して中国国民すら危険に晒(さら)して、何の反省もありません。こうした行為を見逃して「同ずる」ことは、人間を「大御宝」とする「和の国」の理想を自らないがしろにする事です。

 我が国が「和の国」であるためには、それを壊そうとする国や人々とは戦う必要があります。以下のお便りでは、この考え方への賛同を戴きました。

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 他者と自分とは意見が違って当然ということを認めた上で、正しいと思うことを主張できる勇気や能力を育てていくことの大切さを学ばせて頂きました!
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 日本が一貫して「和を以て貴しとなす」を信念を持って実行してしてきたことがよくわかります。しかし仲良くするために他者に迎合するのではなく、その信念のもとに主張すべきは主張し、国民として恥ずかしくないよう振る舞っていたことに感動を覚えます。
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 ただ、中国共産党政権と一般の中国人とは分けて考えなければなりません。

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 中国共産党には抗議しても、日本のコンビニで働く中国人には優しくしなさいという発想にはびっくりしました。習近平のやることをみているとついつい中国人を嫌いになってしまいますが、そうであってはいけませんね。
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 日本で学び働く中国人の多くは、中国共産党政権の犠牲者であり、かつ、日本で「和の国」ぶりを学んで、将来、かの国の正常化に役立ててくれたら、という思いからです。そういう中国人が一人でも増えることで、我が国もそれだけ安全になります。


■5.「日本に対する感謝の言葉を投げられ」

 我々の先人たちは、人種差別と植民地主義の荒海を生き抜いてきただけに、他国の人々が悲惨な目にあっている事に対して、我々よりもはるかに強い同情心を持っていました。その一例としてお話ししたのが、インドネシア独立支援でした。お見せした当時のビデオから、いかに彼の地の人々が日本軍を歓迎したかが、窺えました。

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 現在のインドネシア人も戦時中のこの歴史を知っていますか?教育されていますか?
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 というご質問をいただきましたが、次の具体的なコメントが、素晴らしい回答になっています。

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 長年、インドネシアを始めとして途上国の開発に従事してきました。インドネシア向けの戦後賠償の最後の事案に従事して、調査でスマトラの奥地に入っていましたが、どこでも住民の協力が得られ、日本に対する感謝の言葉を投げられ、次のODAに引き継がれ、今でも日本との関係は良好な状態であることの理由が良く分かりました。
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今村均将軍.jpg
今村均司令官を歓迎するインドネシアの子供たち


■6.「ともに協力して繁栄することを願う」

 アジアの独立支援に関して、次のご質問もいただきました。

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 大東亜戦争、アジア独立の大義名分の裏はなんでしょうか?
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 戦争目的としては、開戦の詔書に次の一節があります。

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帝国は今や自存自衛の為、蹶然(けつぜん)起つて一切の障礙(しょうがい)を破砕(はさい)するの外なきなり。
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 インドネシアに進攻した直接の原因は、アメリカやオランダが石油禁輸を行ったからです。日本としては石油が入らなければ、座して死を待つしかなくなるわけで、まずは戦争目的として「自存自衛」がここで宣言されています。「裏」読みせずとも「表」にこう書いてあります。

 さらに開戦の詔書と同日に発せられた「帝国政府声明」にはアジア諸民族への呼びかけが記されています。現代語訳で引用します。

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 今回帝国は東南アジア地域に武力進攻せざるを得なくなったが、それは決して東南アジア住民に対して敵意を持つからではない。
ただ、米英から東南アジア住民に対し加えられてきた暴政を排除し、東南アジアを白人によつて植民地化される前の、明白なる本来在るべき姿へ戻し、ともに協力して繁栄することを願うからである。大日本帝国は東南アジアの住民たちがこの戦争目的を了解し、東亜に新たなる政治経済体制の構築を目差し共に行動することを疑わない。[安濃、p36]
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「ともに協力して繁栄することを願う」とは、まさしく「和」の精神です。「和」の理想から言えば、欧米諸国がアジア諸民族を隷従させている姿は、見過ごすことのできないものでした。

 そして米国の敵視と圧力の下、もはやアジアで日本だけが自由と独立を享受するわけに行かなくなりました。日本がアジア諸民族とともに隷従の地位に貶められるか、立ち上がってアジア諸民族とともに自由と独立を求めるしか道はなかったのです。日本の自存自衛と、アジア独立とは表裏一体のものでした。


■7.「日本人がやってきたことを事実として淡々と知る」

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 中国も英国とアヘン戦争までしてアヘンによる植民地化されていたのをはじめとして、フランスとベトナム、イギリスとミャンマー、マレーシア、スリランカ。どこでも日本が欧州列国を追い出したことによって独立を獲得できたことが、一般国民に歴史の事実としてなぜ教えられないのか不思議です。
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 日本がアジアを侵略したというのは、アメリカが自己を正当化するために発明し、かつ中国共産党政権などが自らの正統性を訴えるために利用してきた「歴史理論」です。同じ理論のレベルで反論することも大切ですが、「理論」だけでは我々の心底からのエネルギーにはなりません。先人たちの実際の足跡を辿って、我々自身の「根っこ」を感じとることで、心底からの力が得られます。

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「日本人としてのアイデンティティとは…」「日本人としての誇りが…」などと難しく考えるより、今までの日本人がやってきたことを事実として淡々と知るだけで、おのずと生き方が見えてくると思います。言葉はいらないです。
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先祖代々の小さな事業を受け継ぎながら、数年議員をさせて頂いておりました。現在は地元の役職などと共に、38年間細々と続けてきた武道場にて近所の子供たちに空手棒術を指導しております。ここで伊勢先生から伝授された誠の我国日本の姿を、子供たちや保護者の方々に伝えていこうと思います。
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 こういう「一隅を照らす」姿勢が、「和の国」の民の生き方として尊いと思います。
(文責 伊勢雅臣)

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 第3回 ~ 水と緑が育む日本の“根っこ”編 ~

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■リンク■

a. JOG(1146) 中学生450人に「和の国」の話をしてみた
 中学生たちは、我が国の「和の国」らしさを聞いて、何を思ったか。
http://blog.jog-net.jp/201912/article_6.html

b. JOG(583) C・W ニコル ~ 誇り高き日本人として
「私は、これからも誇り高き日本人として精いっぱい生きていきたいと思っている」
http://www2s.biglobe.ne.jp/nippon/jogdb_h21/jog583.html


■参考■(お勧め度、★★★★:必読~★:専門家向け)
  →アドレスをクリックすると、本の紹介画面に飛びます。

・安濃豊『大東亜戦争の開戦目的は植民地解放だった―帝国政府声明の発掘』★★★、H29
http://www.amazon.co.jp/o/ASIN/488656447X/japanontheg01-22/

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