「米朝情報戦が金正恩を追いつめる」西岡力、『正論』H30.11


・米朝首脳会談から3ヶ月経ったが、膠着状態。米国と日本が当初の要求を下ろしていないから、これは良い兆候。軍事演習の中止は「非核化交渉が順調に進んでいるとき」という条件がついているから、「順調に進んでいない」と判断すれば、いつでも再開できる。

・中国との密輸の取り締まりは緩んだが、正規の貿易では制裁を破っていない。破ったら、米国から二次制裁をかけられ、密輸にかかった企業と銀行が国際金融市場から追放されるという脅しが効いている。

・北朝鮮内の国策工事への動員も、自国通貨ではなく、中国の貨幣が使われている。全国に400カ所以上あるという市場では、朝鮮貨幣はほぼ使えない。

・平壌の党幹部らの中で「拉致被害者を帰したら、日本から100億ドルが来る」という認識が拡散している。逆に言えば、拉致問題を動かさなければ、カネはこないということを理解している。

・日本政府は、拉致被害者の生存に関して、かなりの情報を収集している。今、北朝鮮は日本がどれくらい情報を持っているのか、必死で調べている。だからこそ、絶対にこちらの持っている情報を明かしてはならない。来たるべき交渉で、もうウソをつくのは止めなさい、私たちはここまで知っていますよと金正恩を説得する材料として使うために秘密を保持すべき。

画像


■出典
・『正論』、産経新聞社 http://seiron-sankei.com/

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 1

なるほど(納得、参考になった、ヘー)

この記事へのトラックバック