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zoom RSS No.1063 左翼全体主義から日本の自由民主主義を護るには

<<   作成日時 : 2018/05/19 08:57   >>

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 このままでは日本の自由と民主主義が終わってしまう。

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■ 第30回 国民文化講座 ■
・「今、国民が目覚めるべきこと − 水戸学・象山・松陰 −
・講師 小川榮太カ氏
・平成30年6月24日(日) 午後2時〜午後4時40分
・千代田区立「日比谷図書文化館」
・会費1,500円 (学生500円)
・定員 150名
・詳細・申し込み http://www.kokubunken.or.jp/kouza/
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■1.外からの危機と内からの危機

「この本が書店に並び、皆さんが手に取られている――とするならば、まだその時点で、日本の平和、日本の日常は続いていることになる」という緊迫感の籠もった一文で、この本は始まる。小川榮太郎氏の近刊『天皇の平和 九条の平和 安倍時代の論点』[1]である。

 たしかに北朝鮮の核ミサイル問題、中国の東シナ海侵出など、わが国を取り巻く外からの危機は戦後最悪のものとなっている。しかし、同時に内からの危機もある。

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 安倍政権がこの半年のようなマスコミの情報操作の継続によって崩壊することが万一あれば、今後の政権はマスコミの支配下におかれ、日本のデモクラシー、日本の言論の自由は終わる。[1, p6]
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 小川氏のマスコミ批判については弊誌でも1034号「『加計事件』 〜 朝日新聞の謀略報道」[a]、1041号「偏向テレビから民主主義社会を守る道」[b]で紹介してきた。森友問題は昨年の2月から、加計問題は同じく5月から延々と野党とマスコミが大騒ぎしているが、1年経っても首相による違法行為の証拠は何も出てこない。

 証拠もないのに「疑惑」を言い立て、それを晴らせと政権に要求する無法ぶりは、文化大革命時代の紅衛兵もかくやと思わせる。他方では野党議員の不正行為に関しては証拠も挙がっているのに黙りを決め込む。この二重基準は日本の法治主義を破壊する行為である、と1057号「左翼議員のブラック・マネー」[c]で論じた。

 新聞社・テレビ局の論説は多様にあるべきだが、報道に関しては正確な事実を国民に提供することが自由民主主義国家の基盤である。それが「安倍政権打倒のためなら、事実を曲げても構わない」では、中国の「人民日報」と変わらないプロパガンダである。

 こうした不法な攻撃で、合法的な選挙で国民が選んだ政権が潰されては、わが国は左翼全体主義のマスコミを通じて、中国の間接的な支配下におかれ、日本国民の自由も平和も終わる。上述の小川氏の危機感はここにある。


■2.全体主義の温床

「実際、最近、テレビが決定的に全体主義的政治と結託した例が出現しました」と小川氏は指摘する。小池都知事による豊洲新市場の問題である。

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 石原慎太郎元都知事時代に都庁、都議会で決定の上、国の安全認可を受けている豊洲新市場が小池氏の鶴の一声で使用延期となってしまった。移転を延期する根拠もなかったのに、共産党のキャンペーンに便乗して十四年、六千億円のプロジェクトを独断で延期しました。
小池氏は、土壌汚染、盛土、地下水汚染、都議会の黒幕、予算の肥大化、石原慎太郎氏への個人攻撃など、次々に「敵」を設定し直しては、科学的にも法的にも問題ない豊洲市場を問題化し続け、その間、テレビは小池女帝の独裁に奉仕する一方的な宣伝機関に堕してしまいました。
 根拠なき「都知事の決断」という、全く非民主主義的な独裁を、日本の首都、それも予算規模十三兆円の巨大な行政組織において、テレビの力で実現してしまった。
・・・
 こういうポピュリストの権力専横とマスコミの結託――これこそが、全体主義の温床です。なぜなら彼らは、半ば無自覚なまま、全体主義的な野望を持つ者に容易にコントロールされ得るからです。[1,p103]
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 そういえば、あの悪夢のような民主党政権も、第1次安倍政権と次の麻生政権を左翼のプロパガンダ機関と化したテレビ局が一斉に攻撃し、「一度、民主党にやらせてみよう」という幻想を振りまいて創りだしたものだった。たとえば、朝日新聞は10年以上も放置されてきた「年金問題」を参院選前の3週間に週50件以上も記事にして、自民党の歴史的大敗を招いた。

 今の「モリカケ」報道も、この繰り返しである。しかも小川氏の「徹底検証『森友・加計事件』 朝日新聞による戦後最大級の報道犯罪」を朝日新聞はいきなり名誉毀損で提訴して、5千万円の損害賠償と謝罪広告の掲載を求めた。言論機関ならば言論で勝負すればよいものを、巨大新聞社が個人の著述家を訴訟で脅すという強権弾圧である。

 日本全体が法治社会だから、まだこの程度で済んでいるが、これが中国並みの全体主義国家となったら、御用新聞に睨(にら)まれたら即座に監獄行き、などという事が日常茶飯事になってしまうだろう。


■3.「自由と秩序とが両立する歴史的な原理を我々は持っている」

 問題は、この危機的状況で我々はどうすべきか、である。これについて、小川氏は「自由と秩序とが両立する歴史的な原理を我々は持っている」という重要な指摘をしている。[1, p109]

 拙著『世界が称賛する 日本人の知らない日本』[d]では「『自由』は日本の政治伝統」と題した章で、この点を論じた。そこでは、明治政府が職業選択、土地利用、貿易などの自由化を進め、それが急速な近代化と経済発展をもたらしたことを論じた。

 わが国の「自由化による近代化」路線の急速な展開は、中国の近代化プロセスが遅々として進まなかったのと鮮やかな対照をなしている。清朝は国富にものを言わせて、西洋からの最新鋭最大級の戦艦など近代兵器の購入を進めたが、日清戦争では日本陸海軍に完敗した。

 近代兵器を買ってくれば近代化できるというのは淺知恵で、国民一人ひとりが自由に物事を考えて、それを使いこなし、新しい工夫を付け加えていかなければ自家薬籠中のものにはならない。日本人は江戸時代以前から自由を知っていたから、それが自在にできた。

 西洋における自由は、フランス革命、イギリスの名誉革命、アメリカの独立戦争に見られるように、国民が権力者との戦いを通じて勝ち取ってきたものであった。ところが、わが国では江戸時代の米沢藩上杉家の家訓「国家人民の為に立たる君にて、君の為に立たる国家人民にはこれなく候」との格言に代表される政治的理想があった。

 そこでは「君の為」に「国家人民」を搾取しようとする発想はなく、「国家人民の為」の法を定め、その範囲内では人民の自由を許すという法治主義と自由主義が理想とされていた。もちろん、これは政治的理想であって、現実には人民を搾取する暴君もいたが、そういう暴政を当然とする中国とは次元の異なる政治伝統がわが国には根強く存在していた。

 その「国家人民の為に立てたる君」なる理想の源泉が皇室であった。初代神武天皇は人民を「大御宝(おおみたから)」と呼び、「八紘一宇(はっこういちう、あめのしたのすべての人々が家族として一つ屋根の下に住む)」を理想として掲げた。

 そのような理想を抱く皇室が国家統治の権威を持ち、皇室に任命された権力者が現実政治でその実現を図るべしとされた。このように権威と権力が分担され、両者が力を合わせて「国家人民の為」を図るという政治的叡智がわが国の伝統に根付いていた。小川氏が「自由と秩序とが両立する歴史的な原理を我々は持っている」というのは、この事だろう。


■4.独裁者の登場を防ぐ仕組み

 わが国ほど、歴史の中で独裁者が少なかった国もないだろう。よく東條英機が「軍国主義の独裁者」などと言われるが、マリアナ沖海戦大敗の後、重臣グループからの倒閣工作を受け、東條は昭和天皇に続投を訴えたが、支持は得られなかった。腹心はクーデターを進言したが、「お上の御信任が薄くなったときはただちに職を辞するべきだ」とはねつけた[2]。

 重臣の推薦により天皇が首相を任命するという立憲政治の枠内で、東條は首相に任命され、そして退陣したのである。この東條を「独裁者」と呼んだら、ヒトラー、スターリン、毛沢東など、本家本元の独裁者たちの面目丸つぶれである。

 東條のケースでもよく分かるように、権力者の上に国民のためをひたすら祈る天皇という権威を戴いていることが、独裁者の登場を防ぐ仕組みになっているのである。

 こう考えれば、小川氏の次の指摘も頷(うなづ)けるだろう。

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 ・・・歴史の実際に即して考えれば、天皇伝統こそが、日本社会の自由を擁護し、成熟させ、逆に全体主義の危険を排除する最大の歴史的条件だったと見る方が妥当だと思われます。
 ・・・
 そして、天皇は権力ではないまま、権力の上位に存続してきた。
 権力でない存在が、日本の国柄と秩序の侵し難い最上位にあり続けた――これこそが、他の文明圏と決定的に異なる日本独自の安定と自由の源泉でした。[1, p105]
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■5.なぜ左翼は皇室を敵視するのか

 皇室の全体主義を予防する役割を知れば、なぜ左翼が皇室を敵視し、隙あらば弱体化しようとしているのかが見えてくる。日本共産党綱領は次のように主張している。

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天皇の制度は憲法上の制度であり、その存廃は、将来、情勢が熟したときに、国民の総意によって解決されるべきものである。
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「情勢が熟したとき」とは、共産党が権力を握った時の意味であり、「国民の総意」とは、先日の中国・人民代表大会で国家主席の任期制限を撤廃する憲法改正案を賛成2958票、反対2票、棄権3票で可決したような茶番選挙を指す。

 これは、共産党が政権をとったら、「天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴」という憲法第一条を撤廃しますよ、と言っているのに等しい。

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 ・・・日本の全体主義化を志向する勢力が潰したくてたまらないのも、天皇伝統なのではないか。天皇伝統がある限り、日本に全体主義は発生し得ず、日本の安定と求心力、自立も守られる。逆に、この本丸を破壊すれば日本が総崩れになる事を、彼らは直観として知っているに違いありません。[1, p110]
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 左翼が全体主義実現の障害として皇室を敵視し、また彼らのプロパガンダ機関である左傾マスコミが様々な形で、皇室の弱体化を図っている。そういう実態を国民が理解することが、わが国の自由を護る第一歩なのだ。


■6.「物を考える人間こそが、国家の底力である」

 結局、左翼政党や左傾マスコミがまともな政策論争もせずに、「モリカケ」問題ばかり煽っているような大衆扇動のプロパガンダの正体を、我々一般国民が見破れるようになる事が根本である。

 我々国民がそのような政治的見識を持てば、中国や北朝鮮の正体も見極め、政治として何をなすべきかのまともな議論もできるようになる。そうなれば、プロパガンダ機関と化している新聞は売り上げを失い、テレビ局は視聴率が落ちて、経営危機に陥る。それがマスコミ正常化への正道である。この意味で、小川氏は次のように「あとがき」で指摘する。

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 ・・・日本の危機が内外でじわじわと沸点に近付いていること――日常の平穏さの下で蠢(うごめ)くエネルギーが上昇し続けていることは改めて強調しておきたい。
 だからこそ頭を冷やし、静かに物を考えることが必要なのだ。物を考える人間こそが、国家の底力である。[1, p295]
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 しかし、その一方で、現実は以下の通りである。

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 ある意味で、どんな政策論よりも途方に暮れることだが、本当は、この民族挙(こぞ)っての人間力の低迷こそが、日本の「保守」が今一番直面し、引き受けなければならない危機の根本なのではないでしょうか。[1, p252]
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 自ら物を考えない「大衆」こそが、全体主義が花開く温床となる。


■7.我々一人ひとりが「物を考える人間」になれば

 ここで小川氏は、幕末の危機に、志士たちがどう行動したかをふり返る。

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 幕末維新の大変動期、志士達は軽挙妄動の人びとではなく、皆、猛烈な学問をしながら活動した。人傑は抜きん出ていたが書物はあまり読まない方だった西郷隆盛でさえ、遠島の日々には、通鑑網目、春秋左氏伝、近思録、言志四録、嚶鳴館遺草、孫子、韓非子などを持参し熟読の日々だったという。
ましてや吉田松陰の読書記録と執筆の分量と来ては、三十歳に満たぬ奔走と投獄の人生で、一体どうやって可能だったか見当さえつかない。松下村塾に掲げた「万巻の書を読むにあらざれば、いづくんぞ千秋の人たるを得ん」とは、彼にあっては比喩でも誇張でもなかった。[1, p295]
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 政治的見識を鍛えるには、学問に向かうしかない。しかし、一部の限られた知的エリートが国家を動かした幕末期とは違って、民主主義の世の中では、多くの一般国民が学問をして見識を高めていく必要がある。

 ここが自ら物を考える国民による民主政治となるか、プロパガンダに扇動される衆愚政治になるかの違いである。前者なら様々な危機を乗り越えて幸福な国家を維持していける可能性があるが、後者なら巨大な全体主義国家の属国として生きていく外はない。我々はいまその踊り場にいる。

 ここから先は、小川榮太郎氏の以下の講演会で、直接聞きたいものである。

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■ 第30回 国民文化講座 ■
・「今、国民が目覚めるべきこと − 水戸学・象山・松陰 −
・講師 小川榮太カ氏
・平成30年6月24日(日) 午後2時〜午後4時40分
・千代田区立「日比谷図書文化館」
・会費1,500円 (学生500円)
・定員 150名
・詳細・申し込み http://www.kokubunken.or.jp/kouza/
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(文責 伊勢雅臣)


■リンク■

a. No.1034 「加計事件」 〜 朝日新聞の謀略報道
 朝日新聞はいかに「加計事件」を創りだしたか。
http://blog.jog-net.jp/201711/article_1.html

b. No.1041 偏向テレビから民主主義社会を守る道
 放送法を無視して偏向報道を繰り返す確信犯的テレビ局をいかに正すか。
http://blog.jog-net.jp/201712/article_4.html

c. No.1057 左翼議員のブラック・マネー
 何の証拠もないのに吊し上げ、証拠があるのに見逃される。日本の法治社会が危機に瀕している。
http://blog.jog-net.jp/201804/article_2.html

d. 伊勢雅臣『世界が称賛する 日本人の知らない日本』、育鵬社、H28
http://www.amazon.co.jp/o/ASIN/4594074952/japanontheg01-22/
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■伊勢雅臣『世界が称賛する 日本人の知らない日本』に寄せられたアマゾン・カスタマー・レビュー 計112件、5つ星のうち4.9

★★★★★ やっぱり変だよ、今の日本(ushyさん)

 戦後の日教組が主導する自虐思想を叩き込まれて成長したせいで、江戸時代・明治時代に世界から称賛される国民だったことも知らずにいました。
しかしなんか変だと感じ始めて、改めて情報を検索して意識して学習するようになった現在では、ある意図を持ったマスコミに情報操作されていると実感できるようになりました。その意味でも「日本人が知らない日本」は貴重な書籍です。

★★★★★ 日本の心を取り戻す(TATSUYAさん)

 読み進めていくうちに感じたのは、この書で取り上げているような日本がどのような国で、先人たちがどのように日本を造りあげてきたのかということは小学校から大学までの学校教育では全く教わってこなかったということです。
 今ではそういった状況が自分自身だけでなく、後々の日本及び日本人にとっていかに不幸で恐ろしいことであるかが実感できます。


■参考■(お勧め度、★★★★:必読〜★:専門家向け)
  →アドレスをクリックすると、本の紹介画面に飛びます。

1. 小川榮太カ『天皇の平和 九条の平和 安倍時代の論点』★★★、産経新聞出版、H29
http://www.amazon.co.jp/o/ASIN/4819113186/japanontheg01-22/

2.Wikipedia contributors. "東條英機." Wikipedia. Wikipedia, 21 Apr. 2018. Web. 21 Apr. 2018.


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