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zoom RSS No.987 世代を結ぶ歌姫・山口采希(あやき)さん

<<   作成日時 : 2017/01/29 00:04   >>

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 采希さんの歌う「愛国行進曲」に、じいちゃんは自分の「青春の曲や」と一緒に歌い出した。

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■1.「会いたいよ……会いたいよ」

 歌手の山口采希(あやき)さんは、「拉致被害者とそのご家族の悲しみに寄り添う」音楽を作りたいと思っていたが、圧倒的な存在感のあるメロディでなければ意味がない、と長い間、苦しんでいた。

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 そんなある日、ふと、自分でもびっくりするような存在感と、力と、感情を持ったメロディが、一つの言葉と共に出てきたんです。
「会いたいよ……会いたいよ」・・・
 このメロディの力があれば、作れるかもしれない。 拉致問題を広く知っていただけるための音楽を作れるかもしれない……。[1, p192]
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 数日後、ギターを鳴らし始めると、その瞬間、自分でも驚くほどメロディが自然に溢れるようにでてきた。こうして出来たのが、「海と空の向こう」である。

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見上げた空は続く 想いも必ず届く 
変わらない笑顔はきっとそこにある 必ず 迎えに行くよ
会いたいよ 今 会いたいよ 今 過ぎ去った日々の分だけ抱きしめたい 
会いたいよ 今 会いたいよ 今 あきらめないでね あきらめないから ・・・
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 北朝鮮向け短波ラジオ放送での公開収録がYouTubeで見られる[2]。心に染み入るメロディに乗った采希さんの「拉致被害者とそのご家族の悲しみに寄り添う」思いの籠もった歌声が胸を打つ。その思いの強さが、呼び起こしたメロディだろう。


■2.「俺たちで呼びかけよ!」

 平成26(2014)年9月24日、CDを発売すると、オリコン社のデイリーチャートの総合7位を記録し、様々な取材を受けた。取材を通じて、少しでも拉致問題に関心を持つ人が増えればいいな、と思いながら。

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 発売後も様々な場所で歌い続けましたが、ある場所で、北海道から修学旅行で来ている高校生の団体の男の子たちが足を止めてずっと私の歌を聞いてくれていたことがありました。歌い終わったあとに「いい歌!」って褒めてくれて。

 その時に「北朝鮮拉致被害者救出の願いを込めた歌」だと説明したんですが、「かわいそう!」「俺たちで呼びかけよ!」って言ってくれて、その日のうちにSNSで拡散してくれたことがありました。[1, p200]
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 歌は人の心を結びつける。拉致被害者の家族の悲しみに寄り添った歌が、国民の「必ず 迎えに行くよ」という気持をかきたてる。


■3.「愛国行進曲・・・?」

 采希さんを歌の世界に導き、プロデューサー役とギター伴奏をしている山村源浩さんが、ある時、「愛国行進曲」の歌詞の一部を使った歌を作った。「愛国行進曲・・・?」と、初めて聞く曲名に、山村さんは、戦争が終わるおよそ8年前に発売された曲で、当時100万枚の大ヒットを記録した、と教えてくれた。そして、その場で動画サイトを検索して原曲を聞かせてくれた。

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見よ 東海の 空明けて 旭日 高く輝けば
天地の正気(せいき) 溌剌(はつらつ)と 希望は躍る 大八洲(おおやしま)・・・
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 決して好戦的な歌ではなく、次のような平和建設を呼びかけた部分もある。

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往(い)け 八紘(はっこう)を 宇(いえ)となし 四海の人を 導きて
正しき平和 うち建てむ 理想は花と 咲き薫る
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純粋に、素朴に「かっこいい!」と思ったのはもちろん、難しい単語、言葉の中に溢れている日本人としての誇り! 心が躍るうえに前へ向かって進む、まさに大行進! [1, p136]
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■4.「……じいちゃんの青春の曲や」

「愛国行進曲」を練習した後、「じいちゃん」の家に行って、スマホの録音を聞かせた。

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 じいちゃんは目を閉じ、そして少しうなづきながら、
「……じいちゃんの青春の曲や」
 そして音楽に合わせて歌い出したんです! 

 音楽が運んできてくれた元気だった頃のじいちゃん! 一緒になって歌いながら「音楽の力」を強く感じ、音楽に大感謝!
「はぁ! 音楽っていいなぁ!(ニコニコ)」・・・

 脳梗塞で倒れてからはめっきり口数も少なくなり、元気がなくなってしまったじいちゃんが、こんなにも喜んで一緒に歌ってくれて、満面の笑顔を見せてくれるなんて夢にも思わなかったです! 嬉しかったぁ!

「じいちゃんの青春の曲」……、じいちゃんは若い頃、どんな思いでこの曲を歌っていたんだろう。家族みんなで? 友達と一緒に? 一人で寂しい時も?
 時空を超えていろんな思い出を運んできてくれるのが音楽。[1, p138]
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 采希さんの「じいちゃん」は、戦時中、20歳前に軍需工場で働いていた時の思い出を語ったことがある。「京橋の空襲(大阪大空襲)で仲間が爆弾にうたれてな、じいちゃん必死で助けようとしたんやけど……結局助けられんかった」 采希さんは、それ以上のことは聞けなかった。

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 そのなかで、じいちゃんの「愛国行進曲」を聞いて浮かべる満面の笑みと、友達を助けられなかったことへの悲しくてつらい表情。その二つの表情のなかに、本当に想像も出来ないくらいの感情が行き来していた時代だったんだろうな。[1, p140]
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 采希さんは、神社の奉納演奏などで、「愛国行進曲」を歌うようになった。

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ステージの上からはっきり見ることが出来たのですが、一人の車椅子のおじいちゃんが、泣きながら、とても大きく口をあけて一緒に歌ってくださっていたんです。

 別の神社のライブでは、たまたま参拝に来られたというご家族の方が、目を輝かせて一緒に歌ってくださったり。その他にも、たくさんのおじいちゃんやおばあちゃんが目に涙を浮かべながら言ってくださる「ありがとう」という言葉。[1, p158]
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画像


■5.「軍歌じゃない! 我々の当時の愛唱歌だ!」

 采希さんが動画サイトでいろいろな曲を聴いていた時、「広瀬中佐」という曲に出会って、なんだか懐かしい、と思った。そして、ある日、「ばあちゃん」との会話の中で、突然、思い出した。

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「あ! ばあちゃんの歌や!」
なんと答えは、子供の頃にばあちゃんが教えてくれた手遊び歌。当時は「ラララ」と歌っていて、歌詞や広瀬中佐については全く知らなかったんですが、「ラララ」でいつもみんなで手遊びしていたんです。懐かしいなぁ!

 それにしてもやっぱり音楽ってすごい! メロディは頭や心から離れず、ずっと私と仲良しでいてくれたんです。そして、改めて私とばあちゃんとを繋いでくれる。[1, p154]
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「軍歌」と呼ばれる歌を、いろいろ聴いて、明菜さんは思った。

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 歌詞を見ていくと、戦前の歌は、勇ましく、そしてとっても慈悲深い歌詞が多い印象です。

それは「広瀬中佐」にも感じましたが、戦地で敵味方の区別なく看護なさっていた看護婦さんの歌である「婦人従軍歌」や、それ以外にも、はるばる対馬まで来たロシアの艦隊に対し、1番の歌詞で「寄せ来し敵こそ健気なれ」と、敵に賛美を送る表現がある「日本海海戦」であったり、全体を通して、「敵を敵として憎ませようとしていない」という精神。

憎しみを煽るようなものではなく、勇敢さであったり、慈悲深さであったり、国の誇り高き歩みであったり、そういった内容、表現が溢れていることにとても心動かされました。[1, p157]
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 采希さんは、ある時、戦中を過ごした方から、「『愛国行進曲』も『月月火水木金金』も軍歌じゃない! 我々の当時の愛唱歌だ!」と聞いたことがある。

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「愛唱歌?」
ということは、今の私たちでいうところの日頃よく聞くポップだったりロックな楽曲と同じことなのかな? [1, p156]
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 YouTubeで[3]を見れば、「愛国行進曲」とは、今のポップと同様に、乗りの良い愛唱歌だった事が分かるだろう。采希さんの元気な歌声は、じっちゃんの世代が青春のエネルギーを燃え上がらせて歌った様を偲ばせる。


■6.「大切な宝物」

 話は遡るが、采希さんが最初のシングルを出して半年くらい経った頃、山村さんから『教育勅語』の原文と現代語訳を書いた紙を与えられた。山村さんから説明を聞いて感じたのは、「とっても『自由』だ」ということだった。

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 明治維新後、海外からいろんなものが入ってきた状況における「心の在り方」としての明治天皇のお言葉ということですが、もし、海外からいろんなものが入ってくるなか、日本の大切なものが失われていくことに危機感を抱いたのなら、
「海外からのこれは禁止!」
「あれは禁止」
「それも禁止」
というような流れになっていたと思うんです。でもそうではなくて、「海外からのいろんな新しいものはどんどん取り入れてくれていいので、ただ、この想いだけは心に抱いておいてね」というのはとびっきりの自由な発想のような気がして。[1, p61]
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 すると山村さんがいきなり、「これをなぁ、歌にしたいねん。出来る? 出来そう?」 半年後にできたのが、次の「大切な宝物」だった。

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父さん母さんいつも大事にしよう
兄弟仲良く助け合おう
友達同士励ましあい信じよう
間違った時はすぐあやまろう
・・・

昔々から教えられてきた いろんな言い伝え
それこそが大切な大切な大切な宝物なんだ
失くさないで忘れないで明日へ向かおうね
・・・

自然の中から声が聞こえるよ
水、草、木、空、いろんな場所からね
「優しく逞しく胸を張って大きくなるんだよ」
ってほら見守ってくれている
いつでも僕達を見守ってくれている
「手を合わせ「ありがとう」」で明日へ向かおうね
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 YouTubeの[4]では、采希さんの歌にあわせて、幼稚園児達が踊っている様を見ることができる。じっちゃんも小学生の頃は、意味は分からなくとも、学校で教育勅語の奉読を聞いて育ったのだろう。先生たちの「優しく逞しく胸を張って大きくなるんだよ」という思いを感じながら。


■7.「私はそのすべてを愛おしく思います」

 采希さんの歌には、思いの強さが籠もっている。拉致被害者とその家族の悲しみ、じいちゃんの青春の喜び、教育勅語に込められた子どもたちへの思い、それらを采希さんが自分自身で感じて、それが歌に籠もって、聞いている人々に伝わる。

 戦後の自虐史観は「愛国行進曲」も「教育勅語」も「軍国主義」だと全否定して、じっちゃんたちの世代との心のつながりを断ち切ってきた。采希さんの歌は、その繋がりを呼び戻そうとしている。采希さんは著書をこう結んでいる。

__________
 国の歩み全体に「愛おしい」という想いを持ち、感じるからこそ、一つ一つの個別の悲しみを、「もう二度と繰り返させない」と胸に誓うことが出来る。
 自然を通して育んでこられた自由な感性を元に、たくさんの人に様々な可能性や役割が存在しながら笑顔で包まれていた私たちの国。
 私はそのすべてを愛おしく思います。
 そして私の恩返しは、この想いからすべてが始まると思っています。[1, p234]
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(文責:伊勢雅臣)


■リンク■

a. JOG(978) 名著探訪(4): 昭和天皇をお育てした杉浦重剛の「教育勅語」御進講
「教育勅語」は他国民も共感できる普遍的な人倫の道を説いていた。
http://blog.jog-net.jp/201611/article_4.html

b. JOG(715) 伊澤修二 〜 唱歌でめざした国民国家
< 唱歌教育によって豊かな情操を養った国民が、元気な国家を作った。
http://blog.jog-net.jp/201109/article_4.html

c. JOG(630) 「太陽の国」の温もり
「太陽は変わることなく輝いて そよ風に微笑みながら 一人一人をおだやかに見守っている」
http://blog.jog-net.jp/201006/article_22.html


■参考■(お勧め度、★★★★:必読〜★:専門家向け)
  →アドレスをクリックすると、本の紹介画面に飛びます。

1. 山口采希『自由と愛国のマーチ〜日の丸ギターが奏でる希望の唄〜」★★★、かざひの文庫 、H28
http://www.amazon.co.jp/o/ASIN/4884698894/japanontheg01-22/

2. 山口采希『空と海の向こう』2015.12.12『北朝鮮向け短波ラジオ放送「ふるさとの風」「しおかぜ」共同公開収録〜希望の光、届け海を越えて!〜』
https://www.youtube.com/watch?v=3lykkSW-vwA

3. 愛国行進曲 - 山口采希 - 〜ラジオ編その1〜
https://www.youtube.com/watch?v=bN6vTt14BMw

4. 山口采希「大切な宝物」教育勅語を熱唱!塚本幼稚園
https://www.youtube.com/watch?v=6sQHmKi-EZ4


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