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zoom RSS Wing2639 皇太子殿下の水の御歌

<<   作成日時 : 2017/01/23 01:29   >>

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 本年の歌会始の御題は「野」で、皇太子殿下は次の御歌を詠まれた。

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岩かげにしたたり落つる山の水大河となりて野を流れゆく

 皇太子殿下には、平成二十年五月に山梨県甲州市の笠取(かさとり)山に登られ、東京都水道水源林を御視察になりました。このお歌は、その折に、多摩川源流となる、岩から滴り落ちる一滴一滴の水とその先の小さな水の流れを御覧になり、その流れゆく先に思いを馳せられてお詠みになったものです。

出典: 宮内庁ホームページ
http://www.kunaicho.go.jp/culture/utakai/pdf/utakai-h29.pdf
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 笠取山の岩かげから滴り落ちるしずくをご覧になり、それがやがて多摩川となって、1千万人以上の東京都民の生活を支えている様に思いを馳せられる。岩陰から滴り落ちる水の清冽な光景と、野を流れる大河の雄大な心象風景の対照が、水の不思議な働きに感嘆されている殿下の御心を偲ばせる。

画像


 殿下は国連「水と衛生に関する諮問委員会」の名誉総裁をお務めになり、世界の水問題に取り組む人々の連帯の象徴となられている。拙著「世界が称賛する 国際派日本人」[1]で、こう書いた。

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 世界水フォーラムを運営している世界水会議のロイック・フォーション会長は、記者との会見で、「皇太子殿下のご存在は、水の分野におけるオム・デタ (Homme d’Etat) だ」と述べた。フランス語のオム・デタは英語で言えば“Statesman”、無私の心で国家公共のことを案ずる元首や政治家を意味する。

日本語で言えば、天皇が日本国民統合の象徴であるように、皇太子殿下が水問題に取り組む世界の人々の連帯の「象徴」となっている、という意味で捉えてもよいのではないか。

 無私の心で国民の幸せを祈られるのが我が皇室の伝統であるから、殿下は水問題で、皇室の伝統的精神を発揮されている。
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 多くの人々の生活を支える水道も、もとを辿れば岩陰から滴り落ちる水滴からなる。自然を豊かに保ってこそ、人間は自然の恵みを頂ける。殿下の御歌は、日本人の心の深部にある太古からの自然観から発していると拝察申し上げる。そういう心を取り戻す事が、世界の水問題を解決する正道であろう。

[1] 伊勢雅臣『世界が称賛する 国際派日本人』、H28、育鵬社
http://amzn.to/2clyix1

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