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zoom RSS No.352 山谷えり子 〜 過激な性教育との戦い

<<   作成日時 : 2004/07/08 04:19   >>

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 行きすぎた性教育から子供たちを守り、家庭を守るお母さん議員の戦い。

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■本稿はステップメール講座「教育再生」に収録されています

 ステップメール講座は、特定テーマに関して、過去の弊誌記事を体系的に整理し、お申し込みいただいた受講者に第1号から順次、週1〜2編のペースでお送りする無料講座です。

「教育再生」の目次、およびお申し込みは以下のページからどうぞ

JOG Step 教育再生 開講
http://blog.jog-net.jp/201305/article_2.html
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■1.お母さん議員「山谷えり子」の挑戦■

 日本の家族や教育をまともな姿に戻そうと、頑張っているお母さん議員がいる。地盤も看板もない、族議員でもない。

 山谷さんのホームページ[a]には、政策として以下の3項目が掲げられている。それぞれについて、詳細が挙げられているが、ごく一部のみ例示すると:

【家族】それは社会の基礎単位です。
● 個人単位に傾きすぎる家族政策を見直し、家族が支えあう育児・介護制度を実現します。
【教育】それは子供たちの未来です。
● 行き過ぎた「ゆとり教育」と「性教育」にストップをかけます。
【国なおし】それは日本が大好きだからです。
● 拉致議連副会長として引き続き、拉致問題の解決を目指します。

 山谷さんは長年、拉致問題に取り組んできたので国会議員になったとたんに、拉致議連の副会長に抜擢された。そして横田早紀江さんたちとアメリカに行って、米政府に拉致問題を訴えたりと、小泉訪朝以前から力を尽くしてきた。

 しかし山谷さんのお母さん議員らしい主張として、ここでは「家族」「教育」に関する考え方を中心に取りあげたい。


■2.過激な性教育の冊子と戦う■

 山谷さんは昭和25年生まれ。一男二女の母親であり、かつ発行部数約9百万部、世界最大の主婦向けの情報紙サンケイリビング新聞の編集長をつとめていた。だから、山谷さんの主張と行動には、主婦感覚、お母さん感覚が息づいている。平成12年に衆議院議員に初当選。朝、五時に起きて子供たちのお弁当を作り、満員電車を乗り継いで、だれよりも早く出勤する、という議員生活が始まった。
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 国会議員になって最初にぶつかったのが、『思春期のためのラブ&ボディBOOK』という冊子。とんでもない性教育の冊子が百三十万部も印刷されて、中学三年生全員に配られようとしていました。

 そこには、「中学生ならセックスは当たり前」と、すごく軽い調子で書いてあります。そして、中絶にまで触れていて、日本のお医者さんの技術は安心だと言うのです。

 次のページはピル、避妊薬のこと。世界保健機関でも、「中学生は絶対飲んではいけない」と言っているものです。それを、「世界の皆が飲んでいる。女の子だけで避妊できるのが最大のメリット」「失敗率は一%」と言ってすすめています。

 これは大変な問題だと思いました。神様から頂いたきれいな体と魂を汚すようなことがあってはいけない。ましてや女の子は神聖な母親になるわけですから、そんなものを飲んではいけません。

 そこで私は、当時の文部科学大臣・遠山敦子さんに「こんな本を全員に配っていいのですか」と申しました。そんな質問をしたところから、「回収するように」という指示が出されました。

 でもなかなか回収されません。実は、その冊子は厚生労働省の外郭団体がピルの会社からお金をもらって作ったものだったのです。私は七十八人の国会議員で「健全な教育を考える会」を作って、とにかく回収してほしいと激しく戦いました。
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 教育の世界では、一部の過激派教師や「革新」官僚が、国民の目の届かないのを良いことに、とんでもない事をやっている場合がある。こういう問題に真剣に取り組むのも、山谷さんの母親としての使命感からであろう。


■3.「ここは小学校ですか、アダルトショップですか」■

 議員になる前から山谷氏は、母親として「行きすぎた性教育」と戦ってきた。

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 十年前のことですが、私の子供が通っていた中学校でコンドームをはめ合う授業を受けさせられました。その時、私は先生に抗議しましたが、先生は、はっきりおっしゃいません。町によっては、三校に一校はそういうことをしています。・・・

 それで、教育委員を通じて石原慎太郎都知事に調べてください、と申し上げました。

 去年六月、都議会議員が、ある学校に調査に行きました。議員さんが、「ここは小学校ですか、中学校ですか、アダルトショップですか」と言うくらい、ひどかったです。都知事は都議会で調査報告を聞かれて、「あきれ果てた。勘違いしている先生が多すぎる」と答弁なさいました。等身大の男女の人形、その他は押収。都庁で展示されました。
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■4.「こういうことは、お母さんでないと気がつきません。」■

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 携帯電話で「出会い系サイト」というのにアクセスできます。そこには「処女買いませんか」などという書き込みがあるのです。子供たちはこんなにひどいメールをやり取りしているんです。自分の体を商品にしているわけですが、子供たちはそのことに気がついていません。・・・

 こういう出会い系サイトのことも、だれも陳情に来ませんから、議員の皆さんは知りませんし、対応がぬるい。これではいけないと思って、私は警察からいろんな被害の実例を集めました。そうしたら前年比九倍とか十三倍とか、少女の被害がどんどん増えていく現状がわかりました。そういうことを訴えているうちに、やっと議員の皆さんが声を上げるようになりました。

 最初、野党は「そういうものを規制するのは、表現の自由に反する。個人の自由を侵害する。警察国家になったら困る」などと言いました。与党は与党で、通信関連業者との絡みがあるのでしょうか、実状を知らないのか、反応がぬるい。それを説得していくことは大変でした。やっとこの前、「出会い系サイトに子供たちが書き込めない」という当たり前の法律ができました。それを通すのに、三年半、私は走り回りました。

 こういうことは、お母さんでないと気がつきません。「うちの子は、まさか出会い系サイトで…?」と、母親には何となく子供たちの風景が見えます。私もPTA会長などをしておりましたので、そういうアンテナが違うんですね。こういうアンテナをもつ人間が国会の中では案外少ないのです。
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 子どもは次世代の国民である。立派な子どもを育てられるかどうかに、日本の将来はかかっている。子どもが健やかに育つ環境を守るためにも、母親としてのアンテナが必要だ。


■6.家庭・家族を無視する憲法、教育基本法、民法■

 教育の正常化と並んで、「【家族】それは社会の基礎単位です。」として、「個人単位に傾きすぎる家族政策を見直し、家族が支えあう育児・介護制度を実現します。」というのも、山谷さんのお母さん議員としての独壇場だろう。

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 いろんな国の憲法には、「家族は保護、尊重されるべきである」という条項があるのに、日本の憲法にはありません。「家庭教育を大事にする」ということが、憲法にも教育基本法にもきちんと入っていないのです。

 昭和二十二年、日本は占領下、GHQが深く関わって「教育基本法」を作りました。その時、何も知らない通訳が、「日本の家庭というのは家制度、封建主義です」と言ってしまった。それで日本の家庭、家族は悪いものだと思ってしまったわけです。国よりも個人、家族よりも個人が大事という気持ちで憲法と教育基本法、民法が作られました。
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「家庭、家族は悪いものだ」という思想がはびこり、それに基づいた法律や制度が次々に作られていく。


■7.「中絶は女性の幸福追求権である」!?■

「子どもを授かる」という事は家族としての神聖な出来事であるが、家族を否定し、個人のみを尊ぶ視点から見ると「出産とは女性の権利」であり、それを裏返せば「中絶もまた女性の権利である」という事になる。

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「女性の性と生殖の権利」という項目が、男女共同参画条例に入っているのもあります。新聞記者をしていた頃は、法律の一つの言葉がこんなにも大きい意味をもつということを、実はあまりわかっていませんでした。けれども、国会議員になってわかりました。「女性の性と生殖の権利」が条例に入った場合にどうなるか。

 今、国会では、議員さんたちが「中絶は女性の幸福追求権である」という法律を作ろうとしています。日本では、中絶するときに男の人もサインしないといけません。ところが、女の幸福追求権を邪魔するなとばかりに、中絶は女性の権利だと言うのです。一部の革新自治体では、出産一時金を前倒しして、なんと中絶に払いはじめています。

 胎児の命はどうなるんですか。それを無視して、おのれの幸福追求権なんて傲慢です。
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 家庭、家族という視点から見れば、胎児はこれから生まれてくる大切な家族の一員である。そういう見方が、「女性の幸福追求権」という考え方からはすっぽりと抜け落ちてしまっている。


■8.ゼロ歳児保育の問題■

 個人尊重の視点に立てば、生まれたばかりの赤ん坊を保育してくれる所があれば、母親は育児からさらに「解放」され、自らの「幸福追求権」を発揮できる。

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 少子化対策として、今なされていることに、保育所の増設、働くお母さんのためのゼロ歳児保育、延長保育などがあります。こうしたメニューが必要な人もいるでしょう。けれども、家庭保育とのバランスが大切です。

 夜十時まで毎日、延長保育が必要な女の人は、それほど多くはいません。八時頃家に帰ってきても、テレビを見ながらビールでも飲んで、十時になったら、そろそろ保育園に迎えに行く。そうすると子供はもう寝ているわけです。取材でそんな母と子の後ろ姿を見ながら、これでいいのかなあ、と思いました。

 ゼロ歳児の保育に、東京都の場合、一カ月、子供一人あたり五十五、六万円ぐらいかかるのです。その大半は国と地方自治体の負担です。それに対して誰も何も言わない。「保育園にゼロ歳児を増やしましょう。女性の社会進出が大事です」というような声しか聞こえてきません。

 私は三人の子供を授かって、一年間ずつゆっくりおっぱいをやりました。一生懸命おっぱいにしがみつく子供の信頼する顔を見ながら、不出来な私ですが、私も母親として育てられたと思います。 ゼロ歳の時期、それは、赤ちゃんがお母さんへの信頼と生きる基礎的な信頼感、人生に対する明るい気持ちを作る、とても大事な時期です。

 赤ちゃんがおっぱいを飲みながら、母親への信頼感を育て、同時に母親も成長する、これが「家族」の基盤であろう。「幸福追求権」というイデオロギーによって、こういう家族のあるべき姿が見失われ、その結果、ゼロ歳児一人あたり55万円もかけて、家族崩壊を促進する政策がまかり通ることになる。

 ゼロ歳児保育にかけるお金は、家の中でしっかりと赤ちゃんを育てていらっしゃるお母さんに、児童手当てとして何倍も支給すればいいのです。
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 なるほど、働かないと生計の立ちゆかない母親には、月10万円の手当を払うから、しっかり育児に取り組んでください、という政策をすれば、一人のゼロ歳児保育にかかる55万円の予算で、5.5組の母親とゼロ歳児が家族としての幸福を追求できるわけである。

■9.「家族は保護尊重されるべきである」という一行を憲法に■

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 今、年金制度とか介護保険の見直しがされていますが、「家族は保護尊重すべきである」という視点がなければ、恐ろしいことになります。 ・・・

 介護保険はもらったほうが得、一割負担だから、一時間百何円払えば来てもらえるという発想をします。それで軽い介護の必要な方たちがお手伝いさん代わりに使うケースが、残念なことにすごく増えているんです。

 日本の法律では、親は子を扶養する義務があるけれども、子供は親を扶養する義務はないわけです。「親を養う義務」の一言を政策に入れたら、年金も社会保障の議論も、もっと違ってくる。制度を見直しても、家庭のありようと心が変わらなければ、税金を注ぎ込んでも、焼け石に水でしょう。

 家族の基本、「家族は保護尊重されるべきである」という一行を憲法に入れ、教育基本法には、「家庭教育は大切である」と入れて、そのように教育していったら、日本は変わると思うのです。
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 日本を変えるには、子どもを健やかに育てる家庭・家族、学校教育を再建しなければならない。こういう成果の目立たない分野に取り組んでいるのも、族議員でもタレント議員でもない、一介のお母さん議員としての使命感であろう。こういう人に国民の良識の代弁者として、国会で活躍して貰いたいものである。
(文責:伊勢雅臣)

■リンク■
a. JOG(177) 一周遅れのフェミニズム
 最近の脳科学が発見した男女脳の違いからフェミニズムを見てみると、、、
http://www2s.biglobe.ne.jp/%257enippon/jogbd_h13/jog177.html

b. JOG(006) Fact Finding と Logical Thinking  夫婦別姓派の事実把握と論理的思考を問う
http://www2s.biglobe.ne.jp/%257enippon/jogbd_h9/jog006.htm

■参考■(お勧め度、★★★★:必読〜★:専門家向け)
1. 山谷えり子、「Yamatani-Eriko.com」★★★

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ おたより _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/■「山谷えり子 〜 お母さん議員、奮闘す」について 

■てつさんより

 山谷先生は今の病める日本になくてはならない国会議員です。この度の参議院選挙で当選されてほんとうによかったと思います。

 先日も東京の私立中学で先生が一方的に中絶の仕方やコンドームの使い方を教えて多くの親から抗議があったと新聞に出ていました。
 私が住んでいる田舎にも昨年KKなる性?教育評論家が来て講演をしていきましたが、性器の拡大模型を持参しての講演にはあいたくちがふさがらずムカムカするのを我慢して聞いておりました。

 また話のはしばしに階級闘争ですべてをとらえていることが伺えました。左翼が手を変え品を変えて既存の価値観をひっくり返そうとしていることを国民は監視する必要があると思います。

 山谷先生にはこれからも家族を守り日本を守るために活躍してほしいと思います。応援しております。

■ 編集長・伊勢雅臣より

 あの手この手で伝統的共同体を壊そうとするのが、サヨク勢力の戦術ですね。


■初出
Japan On the Globe 国際派日本人養成講座
No.352 山谷えり子 〜 お母さん議員、奮闘す
平成16(2004)年7月8日発信

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